東大生ならみんなやってる、情報を知識にする読書方法は?

はじめに

 こんにちは。今回は効率よく本に書かれた情報を知識として身につける方法について書かれた本を紹介する。この著者は本の読み方を変えることで学力を劇的に向上させ、東大に合格することができたと言う経歴の持ち主だ。日々、本を読む読んでもすぐに内容を忘れてしまい、使える知識が身についていない事で悩んでいる方は、是非読んで見てはどうか。
 今回紹介する本はこちら
 『「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書 (西岡 壱誠)』

 


本を読む準備

 本を読む前に以下の3つをすると、本の内容をグッと吸収できるようになる。

  1. なぜその本を読むのかの目標を持つこと
  2. 本の中見を表紙や帯から推測すること
  3. 目次から自身の目標がどのように達成されていくのかの地図を作ること

 これらを本を読む前にすることで、地図もなくただ闇雲にさまようようなことがなく、目標に向かって読み進めて行くことができ、本の内容を深く理解できるようになる。目標は本を読んでいる間に適宜修正していくことになる。その度に目標の達成までの地図も修正される。

 

本を読んでいる間にやるとこ

本の内容を使える知識として吸収するために以下の4つの方法が挙げられる

 

質問読み

 本に書いてある内容に対し質問をする読む読み方。ポイントは記者になったつもりで読むこと。本の内容に色が付き、インプットに深みが出る。

 

疑問読み

 本の内容に対して疑問を持つ読み方。質問読みとの違いは、本の内容だけでは解決しない問いを作ることである。そのため、疑問読みで生じた問いを解決するために、自分で本以外の部分で調べる必要がある。

 

要約読み

 それぞれの章や節に対して要約を行い、アウトプットする読み方。文章には骨と肉の部分がある。この骨の部分をとらえる事が著者が本当に伝えたいことである。それを捉えるためのに要約をアウトプットする。

 

議論読み

 他者と本の内容について感想を言い合ったり議論する読み方。しかし、単純に感想を述べるだけでも議論読みとなる。対外的に発信することを意識することによってインプットの質が高まる。


考える力をつけるために必要な複数の本を同時に読む方法

パラレル読み

 本を2冊並行して読む。それぞれの本の内容は近いが違うところがあることが望ましい。違いの例は、著者の意見や立場時代が違うなど。多面的な物の見方や意見を取り入れることができるようになる。

 

クロス読み

 パラレル読みの進化版。異なっている意見がどういうところから発生しているのかを探る。言葉の定義だったり著者の背景などが違いの発生のポイントになったりする。


おわりに

 この本を読んで、東大生は頭が良いのではなく、情報に触れる際の質が良いのだと感じた。同じ時間で我々は生きているので、質の高いインプットが質の高い結果に繋がるの。今後はこの本の内容を意識して、質の低いただの情報としてのインプットではなく、より使える知識を吸収できるようになりたい。

 本ブログでは表面的な部分をさらっただけに収めたが、具体的にどんなことをすれば良いかは書かなかったので気になった方は手にとって見てはいかがだろうか。

 ではでは。