旨い料理には"しくみ"がある!

 

おはようございます。

今回はまとめではなく所感を書く。

今回紹介する書籍は『ウエカツの目からウロコの魚(うお)料理 (上田勝彦)』

私自身まだまだビギナーだが、よく料理をしているというのと、妻がとても魚料理が好きなので、その勉強用にと購入。

 

正直言って、当たりの本。

 

料理は"しくみ"というのが著者の考え。食材や調味料をいかにその仕組みに則って合わせるのかが大事とのこと。料理が合理の上に成り立っていることがよくわかる。

 

和洋中さまざまな料理があるが、それぞれにしくみがある。

例えば魚の生食の例では以下。
カルパッチョの場合
塩で雑菌減の水分を減らし、
酢で殺菌し、
香辛料で解毒し、
オリーブオイルで酸化防止する。

刺身の場合は以下。
ワサビで雑菌しつつ香りをつけ、
醤油で味付けしつつ生臭みを消す。


 以上のように、この本はただのレシピ本ではなく、しくみに則った、魚の素材としての特徴やおすすめの調理方法について書かれている。そのため、なぜ、その味付けをするのかといった、料理の合理的な側面を知ることができる。

 そして、私が一番この本の好きなところは、美味しそうに"旨い"と書くところだ。魚の紹介文章や調理方法を読むと、自分も作ってみたくなる。

"しくみ"の大事さの理解は料理を味わってみなければわからないだろうから、この本に書かれている料理を是非とも作ってみたいと思う。

ではでは