あっと驚く解決策を生み出すラテラルシンキングとは?

はじめに

こんにちは。
皆さんの身の回りにはあっと驚く解決策や、うまいなぁと思う発想を出す人はいないだろうか。論理的に考えるだけでは決して出てこないアイデアを考えだす人が世の中にいる。その発想に必要なのが、今回紹介する本の『ずるい考え方 ゼロから始めるラテラルシンキング入門 (木村尚義)』に述べられているラテラルシンキングだ。ちなみに筆者は

B-plusというwebマガジンで『シリーズ : 木村尚義の「実践! ラテラルシンキング塾」』を公開しているので、興味のある方はそちらも見てほしい。実践的な内容があり、ためになるだろう。

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特別な発想をする人は何か特別な才能を持っているわけではない。このラテラルシンキングを身に付けることによって、あなたもみんながあっと驚くような解決策を出せるようになれる。そのラテラルシンキングを身に付けるために必要な力について、この本の中についてまとめていく。


ラテラルシンキングとは?

ラテラルシンキングとは、「どんな前提条件にも支配されない自由な思考法」だ。ロジカルシンキングは前提条件に基づいて、垂直に考えを積み立てていくのに対し、ラテラルシンキングは問題の解決方法を、前提条件を無くし、水平に考える。そのため、学校のテストの答案のように論理的に思考を行えば答えの数は基本的に1つだが、ラテラルシンキングでは複数の答えが出る。前提条件から自由になることで、論理的に考えても解決できなかった問題を、あっという間に解決できてしまうことがある。

 

ラテラルシンキングの例: 自動改札機

電車の料金は出発地点と到着地点によって決るため、その計算は複雑になる。そのため、開発時はどうしても人が自動改札機を通る間の時間内に料金を計算し終えられなかった。そこでとった解決策はなんだろうか。論理的な考えでは、原因として計算が難しいことや、計算機の性能を挙げ、それらを変えることで解決すると考えるだろう。しかし、開発者は、自動改札機の長さを変えることで解決した。改札機の形に持っていたイメージの前提条件から自由になり、時間が足りないという問題を一瞬で解決したのだ。


ラテラルシンキングとロジカルシンキングの関係

気をつけて欲しいのはラテラルシンキングとロジカルシンキングは対立するものではなく、それぞれが補完しあうことだ。ラテラルシンキングで大きな方向性やアイディアが固まった後それを合理的に達成するのかロジカルシンキングが必要になる。ロジカルシンキングを全て否定するわけではない。両方ともが必要なのだが、日本の教育ではラテラルシンキングを伸ばす機会が少ないだけである。


ラテラルシンキングを身につけるたろに必要な3つの力

では、このラテラルシンキングを身につけるには、どうすれば良いだろうか。
必要になってくるのが以下の3つ力だ。

①疑う力

私たちはどうしても常識に縛られてものを考えがちだ。それはロジカルシンキングを効率化するために必要だからだ。しかし、この常識が不必要な前提条件となり、つい発想力を奪ってしまう。その常識から解き放たれるために疑う力が必要で、以下の3つの言葉を意識することで身につく。

  • なぜ?
  • 本当?
  • 今わね

②抽象化する力

解決したい課題や求めている物の本質を捕らえる。抽象化のステップは以下の3つだ。

  1. 対象の特定
  2. 抽象化
  3. 具体化

具体的な事例として、フォードの自動車がある。

  1. 対象の特定(馬車)
  2. 抽象化(早く移動したい)
  3. 具体化(自動車)

速い馬車がほしいというニーズの中で、当時の富裕層向けの自動車を大衆向けに作ることで、多くの人の本当の課題を解決したのだ。

 

セレンディピティ

偶然を生かす能力。日常の中にも多くのチャンスやアイデアが転がっている。それらを見逃さずにきちんと生かすことができる力。周りの物で使えるものが何かないか、アンテナを張り付け続けることが大事。

 

これらの3つの力を伸ばすことで、
無意識のうちに発想を縛る前提条件から解放され、
本質的に大事なものを捉え、
偶然の発見を見逃さない能力が身につく。

 

おわりに

今回はあっと驚くようなアイデアを出せるラテラルシンキングの根幹の部分を紹介した。この力は、日常生活の中でも仕事でも使える力だろう。本書では、この3つ力の他に、ラテラルシンキングによって解決された具体的なケースを複数あげ、それらの抽象化した要素を挙げている。今回のブログでは抽象的な部分のみをまとめたので、いろんな事例を知りしたい方や、ラテラルシンキングを実際に応用したいという方は、ぜひ手にとってみてはいかがだろうか。

 

ではでは。

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